「自分だけの特別な香りを見つけたい」と思ったとき、おしゃれな人がこっそり愛用しているブランドって気になりますよね。今回は、香水好きの間で熱烈に支持されているフランスのメゾン、ドルセー(D’ORSAY)をピックアップしました。あの有名俳優が使っている香りや、他のブランドにはない独特の仕組みまで、その魅力を余すことなくお伝えします。
ドルセーを実際に使っている芸能人と愛用アイテム
憧れの芸能人がどんな香りをまとっているのかは、ファンならずとも知りたいポイントですよね。ドルセーは派手な宣伝をあまりしないブランドですが、その質の高さから、本物志向の著名人がプライベートで選んでいることが多いんです。ここでは、実際にドルセーを愛用していることがわかっている方々と、そのお気に入りの香りを紹介します。
井浦新さんが選ぶ「L.B.」の香り
俳優の井浦新さんは、ドルセーの愛好家として有名です。彼が選んでいるのは**「L.B.(ウォルワー・エートル・アイユール)」という、ライムブロッサムが優しく香る一本**です。自然体でどこかミステリアスな雰囲気を持つ井浦さんに、この柔らかくも芯のある香りはぴったりだと言えます。
井浦さんはインタビューなどで、この香りが持つ「どこか別の場所にいたい」というメッセージ性に惹かれたと語っています。ただいい匂いがするだけでなく、自分の内面やその時の気分に寄り添ってくれるからこそ、長く愛用されているのでしょう。
- 愛用者:井浦新さん
- アイテム名:L.B.(ウォルワー・エートル・アイユール)
- 香りの特徴:ライムブロッサム、ハチミツ、干し草
- 選んだ理由:香りが持つ物語や世界観への共感
中島早貴さんが紹介したお気に入りの一本
元℃-uteのメンバーで、現在は俳優やタレントとして活躍する中島早貴さんも、ドルセーの香水をSNSや動画で紹介していました。彼女が手に取っていたのは、ドルセーらしい透明感のある香りです。流行に流されず、自分の感性を大切にする彼女のような方に、ドルセーのニッチな香りはよく馴染みます。
彼女のように「自分へのご褒美」としてドルセーを選ぶ女性は増えています。誰かと被りたくないけれど、誰からも好かれる上品さが欲しいという願いを叶えてくれるのが、ドルセーが選ばれる理由の一つです。
ファッション誌のモデルがSNSで紹介する理由
モデルやインフルエンサーたちの間でも、ドルセーは「感度の高いブランド」として広まっています。撮影現場などでスタイリストさんが使っているのを見て、その香りの良さに驚いて自分でも購入するというケースが多いようです。インスタグラムなどのSNSでも、あの特徴的なガラスボトルが写り込んでいるのをよく見かけます。
彼らがこぞって紹介するのは、単に香りがいいからだけではありません。「自分だけのイニシャルを持つ香り」という特別感が、発信者としてのこだわりを表現するのに最適だからです。
- 人気の理由:イニシャル表記による特別感
- 広まり方:現場のプロ(スタイリスト、メイク)からの口コミ
- 見栄え:インテリアとしても映えるボトルの美しさ
19世紀から続くドルセーというブランドの成り立ち
ドルセーは最近出てきた新しいブランドではありません。実は1830年から続く、非常に長い歴史を持っています。その始まりは、一人の貴族が愛する人のために作った香水でした。このロマンチックな物語を知ると、ドルセーの香りがより深く、味わい深いものに感じられるはずです。
アルフレッド・ドルセー伯爵と禁断の恋
ブランドの生みの親は、19世紀のフランスで「稀代のダンディ」と呼ばれたアルフレッド・ドルセー伯爵です。彼は、当時の社交界で注目の的でした。そんな彼が、愛するレディ・ブレッシントンに贈るために作ったのが、ドルセー最初の香水です。
この香水の画期的なところは、世界で初めてのユニセックス(男女共用)な香りだったと言われている点です。性別の壁を越えて、愛する人と香りを共有するというコンセプトは、当時としては驚くほど進歩的な考え方でした。
2019年に新しく生まれ変わった背景
長い歴史の中で一度は影を潜めたドルセーですが、2019年にアメリ・ウィーン氏の手によって劇的な復活を遂げました。彼女はドルセーが持つ伝統を大切にしながら、現代の私たちが使いたくなるような、洗練された香水へとブランドをアップデートしたのです。
単なる復刻版ではなく、今の時代を生きる人々の感情に訴えかけるような香りに作り直されました。過去の遺産と現代の感性が融合したことで、ドルセーは再びフレグランス界の主役に躍り出たのです。
フランスの伝統を受け継ぐ香りの哲学
ドルセーの香水は、今でもフランスの伝統的な製法を重んじて作られています。厳選された天然素材を使い、熟練の調香師たちが時間をかけて香りを組み立てていきます。その香りは、安価な香水にありがちな「キツさ」がなく、どこまでも上品で繊細です。
フランスの香水文化が持つ「香りをまとうことは、自分を表現すること」という哲学が、すべての一滴に込められています。歴史の重みを感じさせながらも、決して古臭くない。そのバランス感覚こそが、ドルセーが長く愛され続ける理由です。
- 製法:フランスの伝統的な技法
- 素材:高品質な天然香料を優先
- 哲学:自己表現としてのフレグランス
ドルセー独自の魅力であるイニシャルの意味
ドルセーの香水瓶を見ると、どれも「C.B.」や「G.A.」といった2文字のアルファベットが大きく刻まれていることに気づくはずです。これにはドルセーならではの素敵な仕掛けがあります。名前ではなくイニシャルにすることで、使い手にある「想像」をさせるようになっているんです。
使う人の内面を表現する名前の付け方
このイニシャルは、ある特定の人物の名前を表しています。それは創設者の友人だったり、かつての恋人だったり、あるいは架空の誰かかもしれません。ブランド側はあえてその正体を明かさず、「このイニシャルの持ち主はどんな性格で、今どんな気分なのだろう?」と、使い手に想像を委ねています。
例えば、ある香りは情熱的な人をイメージし、別の香りは静かに本を読む人をイメージしています。自分の性格に近いイニシャルを選んだり、なりたい自分をイメージして選んだりするのが、ドルセー流の楽しみ方です。
知り合いに話したくなるメッセージ性
イニシャルの下には、必ず短い文章(サブタイトル)が添えられています。これがまた、とても詩的で素敵なんです。「Body Language」や「Dandy or Not」など、その人物の心の状態や行動を表しています。
誰かに「何の香水を使っているの?」と聞かれたとき、「これはC.B.だよ。ボディ・ランゲージっていう意味なんだ」と答える。そんな会話が生まれるようなメッセージ性が、このブランドの大きな魅力になっています。
- 表記:アルファベット2文字
- 添え言葉:その香りの「心情」を表すフレーズ
- 楽しみ方:言葉の響きや意味で香りを選ぶ
ボトルに刻まれたアルファベットの秘密
ボトルのラベルをよく見ると、イニシャルのフォントやデザインにもこだわりが詰まっています。ドルセーにとって、このイニシャルは単なる記号ではありません。香りの正体を隠すベールであり、同時に、手にした人だけが知る秘密の合言葉のような役割を果たしています。
この匿名性が、ドルセーをどこか知的でクールなブランドに見せています。名前を大きくアピールするのではなく、イニシャルという控えめな表現に留めることで、使う人の個性を邪魔しないように配慮されているのです。
初めての一本におすすめしたいドルセーの代表的な香り
「ドルセーには興味があるけれど、どれから試せばいいかわからない」という方のために、まずはこれをチェックしてほしいという人気の香りをまとめました。どれもドルセーの個性が光りつつ、使いやすさも兼ね備えた名作ばかりです。
爽やかな紅茶が漂う「C.B.」
ドルセーの中で最も人気がある香りといえば、間違いなく「C.B.」です。サブタイトルは「Body Language(ボディ・ランゲージ)」。ティーノート(紅茶の香り)をベースにした、清潔感溢れる香りが特徴です。
つけた瞬間はフレッシュな印象ですが、時間が経つにつれてアイリスやムスクが優しく重なり、まるでお風呂上がりのような、肌そのものがいい匂いになったかのような感覚を味わえます。お仕事シーンでも使いやすく、男女問わず好感度が高い一本です。
| 項目 | 内容(C.B.) |
| 名称 | C.B.(ボディ・ランゲージ) |
| 香りのタイプ | ムスキー・フローラル・ティー |
| 主な香料 | ベルガモット、紅茶、アイリス、ムスク |
| おすすめの場面 | オフィス、デート、リラックスタイム |
| 他との違い | 紅茶の香りが強すぎず、肌に溶け込むような自然さ |
スモーキーな甘さが特徴の「G.A.」
少し大人っぽく、落ち着いた雰囲気をまといたいなら「G.A.」がおすすめです。サブタイトルは「Dandy or Not(ダンディ・オア・ノット)」。その名の通り、どこか品のある「紳士」のような趣がありながら、女性がつけても非常に魅力的な香りです。
カルダモンのスパイスと、ブラックティー、そしてレザーが混ざり合い、知的で少しミステリアスな印象を与えてくれます。冬のコートや、カチッとしたシャツスタイルに合わせると、自分の格が一段上がったような気分になれるはずです。
| 項目 | 内容(G.A.) |
| 名称 | G.A.(ダンディ・オア・ノット) |
| 香りのタイプ | アロマティック・ウッディ |
| 主な香料 | カルダモン、ブラックティー、シダーウッド、レザー |
| おすすめの場面 | 夜のお出かけ、仕事の勝負時、読書 |
| 他との違い | 重厚感があるのに、後味がスッキリしていて使いやすい |
清潔感のあるお花を感じる「M.A.」
「M.A.」は、ドルセーのフローラル系の中でも特に人気が高い香りです。サブタイトルは「It’s always a secret(いつだって秘密)」。その名の通り、控えめで奥ゆかしいお花の香りが楽しめます。
華やかすぎるフローラルが苦手な方でも大丈夫。まるで摘みたての花のような、青っぽさと自然な甘みがバランスよく共存しています。春の訪れを感じさせるような軽やかな香りで、周囲に優しく寄り添うような空気感を作ってくれます。
| 項目 | 内容(M.A.) |
| 名称 | M.A.(いつだって秘密) |
| 香りのタイプ | フローラル・グリーン |
| 主な香料 | バイオレットリーフ、アイリス、サンダルウッド |
| おすすめの場面 | 春夏の朝、友人とのランチ、日常使い |
| 他との違い | 花の甘さよりも、茎や葉の瑞々しさが際立つ上品さ |
歴史あるブランドだからこそのボトルのこだわり
香水は中身はもちろん大切ですが、毎日手にするボトルが素敵だとテンションが上がりますよね。ドルセーのボトルは、19世紀の貴族たちが愛用していた品々を思わせるような、重厚で洗練されたデザインになっています。
磁石で吸い付くキャップの心地よさ
ドルセーのボトルを手に取って最初に驚くのが、キャップの感触です。マグネット式を採用しているため、キャップを閉めようと近づけると、「カチッ」という小気味いい音とともに、磁石の力で吸い付くように閉まります。
この感触が本当にクセになります。単に蓋を閉めるという動作が、一つの特別な儀式のようになるんです。細かい部分ですが、こういった細部へのこだわりが、高級メゾンとしてのプライドを感じさせます。
手に馴染む洗練されたガラスのデザイン
ボトル本体は、厚みのある重厚なガラスで作られています。底面にかけて少し厚みが増していくデザインは、安定感があるだけでなく、光を美しく反射します。余計な装飾を削ぎ落としたシンプルな形は、どんなインテリアにも馴染みます。
手に持った時の適度な重みは、「本物を持っている」という満足感を与えてくれます。ラベルの質感やイニシャルの印字の美しさも含め、眺めているだけで幸せな気持ちになれる完成度です。
ギフトにも喜ばれる上品なパッケージ
自分用にはもちろんですが、ドルセーはギフトとしても非常に優秀です。香水が入っている外箱も、まるで古い本やジュエリーボックスのような高級感があります。箱を開ける瞬間のワクワク感は、他のブランドではなかなか味わえません。
大切な人のイニシャルに合わせて香りを選んで贈る、なんていうのもドルセーならではの素敵なプレゼントになります。「あなたのイメージでこれを選んだよ」というメッセージが、自然と伝わるはずです。
- 箱のデザイン:本のようなブック型パッケージ
- 演出:開けたときに香水の物語が目に飛び込む
- 適した相手:こだわりが強い友人、大切なパートナー
自分に合ったドルセーの香りを見つけるコツ
ドルセーには魅力的な香りがたくさんあるので、「どれを選べば正解?」と迷ってしまうこともあるでしょう。香水選びで失敗しないためには、いくつかのポイントを押さえておくのがコツです。自分のライフスタイルに合う一本を見つけましょう。
香りの持続時間と濃度の違いを知る
香水には「オードトワレ」や「オードパルファム」といった濃度の違いがあります。ドルセーのラインナップも、香りの種類によって持続時間が異なります。例えば、軽やかなフローラル系は数時間でふんわり消えますが、ウッディ系やスパイシーなものは一日中残ることもあります。
自分が**「朝つけて夕方まで香らせたい」のか、「仕事中だけリフレッシュしたい」のか**によって選ぶ基準が変わります。店員さんに「この香りはどれくらい持ちますか?」と聞くのも、いい一本に出会うための近道です。
その日の気分や場面で使い分ける方法
ドルセーの香水は、複数を揃えて「香りの着替え」を楽しむのにも向いています。平日の仕事モードの時は、シャキッとする「G.A.」。週末ののんびりした朝には、優しい「L.B.」といったように、場面で使い分けます。
「今日はどんな自分になりたいか」を基準に選ぶと、香水選びがもっと楽しくなります。イニシャルのサブタイトルに書かれたメッセージが、その日のあなたの背中をそっと押してくれるはずです。
肌に乗せた時の変化を店舗で確認する
これが最も重要なのですが、香水はボトルから嗅いだ時と、自分の肌につけた時で香りが変わります。その人の体温や肌の質によって、最後に残る香りが微妙に異なるんです。
気になった香りは、ぜひ自分の手首につけてみてください。30分から1時間ほど経って、香りが自分の肌と馴染んだ状態(ラストノート)を確認するのが一番確実です。「最初より今のほうが好き!」と思える香りこそ、あなたにぴったりの運命の一本です。
- 確認ポイント:つけた直後、1時間後、3時間後の変化
- 試し方:肌に直接つける(ムエットだけでなく)
- 判断基準:ラストノートまで心地よいかどうか
ドルセーの香りを実際に体験できる場所
「よし、ドルセーを試してみよう!」と思ったら、どこに行けばいいのでしょうか。日本国内でもドルセーを体験できる場所はいくつかあります。それぞれの場所で受けられるサービスや特徴を紹介します。
ブランドの世界観を堪能できる青山店
2020年にオープンした、日本初の路面店「D’ORSAY AOYAMA」は、ドルセーファンなら一度は訪れたい聖地です。青山の閑静な場所にあり、店内はまるでパリのブティックのような、洗練された空間が広がっています。
ここではフルラインナップを試せるのはもちろん、知識豊富なスタッフさんと相談しながら自分に合う香りを探せます。落ち着いた空間で、一つひとつの香りが持つ物語をじっくり聞きながら選ぶ時間は、とても贅沢な体験になるはずです。
伊勢丹新宿店などの百貨店カウンター
もっと気軽に試したいなら、百貨店のフレグランスコーナーが便利です。特に伊勢丹新宿店の本館1階は、ニッチフレグランスの取り扱いが豊富で、ドルセーも常設されています。
お買い物ついでに立ち寄れますし、他のブランドの香りと比較しながら選べるのもメリットです。「今の流行りを知りたい」「他のブランドと何が違うの?」といった疑問にも、プロのアドバイザーが答えてくれます。
少量から試せるセットの選び方
「いきなり大きなボトルを買うのは勇気がいる……」という方には、ミニサイズのサンプルセットがおすすめです。ドルセーでは、人気の香りを数種類集めたディスカバリーセットが販売されることがあります。
これなら、自宅で数日間じっくり試してみて、自分の生活に馴染むかどうかを確かめられます。朝、昼、夜とつけるタイミングを変えて試してみることで、本当に納得できる一本を見つけ出せるでしょう。
- 青山店:じっくり世界観に浸りたい人向け
- 伊勢丹新宿店:比較検討しながら手軽に試したい人向け
- セット:家で時間をかけて選びたい人向け
まとめ:自分だけのイニシャルと歩む豊かな毎日
ドルセーは、単に「いい匂いのする液体」ではありません。19世紀から続くロマンチックな物語と、現代の洗練された感性が詰まった、自分の内面を映し出す鏡のような存在です。
この記事の重要ポイントをまとめます。
- 俳優の井浦新さんなど、本物志向の芸能人に愛されている
- 1830年創設の歴史あるブランドで、世界初のユニセックス香水がルーツ
- 「C.B.」や「G.A.」といったイニシャル表記が独特の個性を放つ
- 人気の「C.B.」は、清潔感のある紅茶とムスクの香りが楽しめる
- ボトルはマグネット式のキャップなど、細部までこだわり抜かれた設計
- 東京・青山に路面店があり、伊勢丹新宿店などでも体験できる
- 自分の肌に乗せた時の香りの変化を楽しむのが、失敗しない選び方のコツ
香水を変えると、いつもの景色が少し違って見えたり、背筋がスッと伸びたりします。ドルセーの香りは、そんな日常の小さな変化を愛でるための、最高のご褒美になるはずです。ぜひ、あなただけの「イニシャル」を見つけに、お店へ足を運んでみてくださいね。

